【大井神社】
大井神社(おおいじんじゃ)は、静岡県島田市大井町にある神社。国史見在社、旧社格は県社で、現在は神社本庁の別表神社。大井川の神霊を祀る神社で、3年に1度行う「帯祭り」で有名です。
御祭神
弥都波能売神 (みづはのめのかみ) – 水の神
波邇夜須比売神 (はにやすひめのかみ) – 土の神
天照皇大神 (あまてらすすめおおみかみ) – 日の神
ご神徳
御祭神が三柱共に女神様であらせられることから、昔から安産の神、女性や子どもの守護神として幅広く信仰されております。
また、生命生産の神、お清めの神・お祓いの神、そして江戸時代参勤交代の大名や、飛脚が旅の安全を祈願したことから、旅行安全、交通安全の神として篤い信仰を寄せられています。
ご由緒
創建不詳なれど、三代実録巻11に貞観7年(西暦865年)『授駿河国正六位上大井神社従五位下』(駿河国するがのくに正六位上しょうろくいじょう大井神社おおいじんじゃに従五位下じゅごいげを授く)との記載があります。
『駿河記』(西暦1812年編纂)、『駿河志料』(西暦1861年)によると、ある時現在の川根本町大沢村より流されて島田に祀られたとされています。
はっきりと島田に鎮座の記録が残っているのは建治2年(西暦1276年)8月のことで、その後、大井川の度々の洪水によって神社の位置が変わったようです。慶長9年(西暦1604年)7月の大洪水で、島田の街と共に大井神社は現在の元島田の野田山へお遷しされます。
元和元年(西暦1615年)になり、島田の町も元の町並みに戻り、大井神社は現在の御仮屋町のお旅所たびしょの地にお遷しされました。
その後、大井神社より上流(大井川寄り)に民家が広がり、自分たちの生活汚水が氏神様である大井神社の方へ流れるのは申し訳ないという氏子からの請願により、元禄2年(1689年)現在の御社地にお遷しされました。
これにともなって、元禄8年(1695年)からお御輿みこしのお渡行わたりが行われるようになり、御仮屋の元境内は『お旅所たびしょ』と呼ばれるようになりました。
その後、宝永5年(1708年)7月2日に正一位の御位階を賜り、正一位大井大明神と奉称され、さらに嘉永7年(西暦1854年)7月15日御位勅宣ちょくせんの御沙汰を拝し、称号を勅宣正一位大井神社と改めました。
以後、明治5年(西暦1872年)2月に郷社に、更に明治41年(西暦1908年)8月1日に県社に昇格、昭和41年7月1日に神社本庁より別表神社に加列されて現在に至っております。
【拝殿】
【東の鳥居】
【手水舎】
【大奴&鹿島踊りブロンズ像】
【祓戸神社】
【静霊神社】
【大井恵比寿神社】
【福寿の手水鉢】
【春日神社】
【大井天満宮】
【双竜の手水】
【幸せの水】
【御神池】
【表参道】
【御朱印】
大井神社
【住所】静岡県島田市大井町2316番地
【TEL】0547-35-2228
【案内図】