もう一人の女城主お田鶴の方と家康にゆかりの【椿姫観音】

【椿姫観音】

椿姫観音は、中区元浜町の住宅街に鎮座する椿姫観音の小さなお堂です。

引間城主飯尾豊前守乗竜の妻、お田鶴の方が徳川家康勢に攻撃されたとき、女ながらも懸命に戦い、侍女たちと共に討死して果てたところといわれている。

飯尾豊前守乗竜は、家康が浜松に入ってきた1568(永禄11)年以前に今川氏真の謀略にあって殺されていたため、第5代引間城主となったお田鶴の方が200有余の城兵と共にたてこもっていた。家康は家臣の後藤、松下の両人を派遣して城を明け渡すよう説得したが、夫人が応じなかったため、止むを得ず攻撃を行う。

落城寸前のさなか、緋縅の鎧に白柄のなぎがた、丈なす黒髪に純白の鉢巻きのお田鶴の方、それを取り巻く白鉢巻きにたすき掛け、刃を手にした18人の侍女の壮絶な戦いが繰り広げられた。この辺り一帯がその戦場となり、力尽きたお田鶴の方は侍女18名と共についに討死して果てたとされている。

家康はこの地にお田鶴の方と侍女18人の亡骸を手厚く葬り祠を建て、その周りに100本余の椿の木を植えて供養を営んだ。毎年椿の木は美しい花を咲かせ、付近の人々はこの塚を椿姫塚(又はお台塚)と呼んで追善供養を捧げた。

御堂は1944(昭和19)年に建立したが、戦時中の浜松大空襲で焼け落ち、1952(昭和27)年に再建した。

近年では御堂に観音様を祭り、椿姫観音として毎年11月23日に町内を挙げて追悼供養をしている。

【祈願石】

観音堂の前にある祈願石は、触ると願いが叶うといわれています。この石のてっぺん辺りをよく見ると黒ずんでいあるのがわかります…よほど多くの皆様が、触って(なでて)こうなったのかな~と思わず関心しました♪

椿姫観音

椿姫観音を紹介している浜松市のサイト↓

〒430-0942 静岡県浜松市中区元浜町中区元浜町133